今日はみなみ風

風の様にさりげなく生きたい。無頼派職人のこだわりの仕事と 趣味を綴ります。

アーティストとして駆け抜けろ

 モノを作る事をなりわいとして、20年ほどが経ちました。大工としての家だけでなく、木型、家具と対象は変りましたが、モノづくりに勤しんで来たつもりです。

 フェルトを始めて、そこに販売と言う新しい分野が加わりました。
どうも職人をしていると、商売気が無いと言うか販売に対して無頓着です。

 例えば、相対的価値として¥10000の作品があったとして、その10分の1の¥1000の物を10個作る方が製作時間は掛かります。

 ところが実際の販売になると、¥10000の物1個より、¥1000の物10個の方が完売する確立は高いです。
 特に展示会などではその傾向は顕著です。

 それならお手軽価格の物ばかり作れば、商売上はOKなのですが、技術力は元より作り手として自分自身がお手軽になってしまうのが怖いのです。

 大工も安普請の家ばかりでは腕が上がらない。今の若い大工は可哀想だと棟梁クラスの大工が良く言っています。

 大工は仕事を選べませんが、フェルト作家は作るものを選べます。
その辺りが職人と作家との違いです。

 そんな事を考えながら作った作品がこちらです。



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 チーターの親子。以前作ったチーターとは別物です。今回は、かなり気合を入れて作りました

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 子供は、頭から背中にかけて産毛に被われています。それを表現するのに苦労しました。

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 親チーターは、もうちょっと丸みを帯びた顔にすべきでした。顔のティアーズマークが無ければ、豹に見えるかも。肩の筋肉の張り具合は、チーターの特徴です。


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 昨日、朝刊を取りに出ると、朝日が昇って来て燦々
チャンスとばかりにすぐに作品とカメラを持って、近所の公園に撮りに行きました。産毛を効果的に撮るには、逆光が最適だからです。

 フェルトに限らず、凝った作品はコスト的に値が張ります。一方で、フェルトにより親しんでもらう為には、お手軽な値段の物もまた必要です。そのバランスを見て、これからの作品作りに反映させて行きたいと思っています。

コメント

真心さんご無沙汰しています。チーター確かに産毛が光ってますね。
産毛を撮る為に朝日が昇る時間を狙ったのですか?
まさに職人のこだわり・・・ですね?

ハーブさん、お久しぶりです。最近は山に行けないので、ほんとお久しぶりですね。さすが、作品よりも撮影の方に興味をお持ちで……
 カメラの方は如何ですか? また余裕が出来れば、ご一緒したいものです。

私がまさしく、「薄利多売」なんですが(^_^;)
でも、材料費その他時間などを考えて、あえて小さな作品を多く作ってます。

オーダーをされている作家さんは1体20000円以上なんてザラですが、私はまだそこまでのレベルに達してないと思ってます。
でも、あえて「人様に渡すもの」を「お金をいただいて」作ることで、自分のレベルを少しずつでも上げてゆく方法を選びました。次に作るものはそれ以上になるように…。「販売」という部分が入ることで、プロ意識らしきものも生まれました。

まだまだひよっこですので、なんとも言えませんが「売るための商品」というものも必要ですよね。また「売れる商品」も。自分の世界だけに入りこまないためにも、一般受けすることも必要だと思います。作りたいものは時間をかけて好きなものを作るつもりでやってゆきます。

piyo-bear さん、仰るとおり、売れる物、作りたい物、そのバランスが難しいです。いくらお手軽な物でも半日ぐらい掛かる物も多いです。コストと値頃感の兼ね合いが、難しいです。特にフェルトは認知度が低いので尚更です。

ただ、この永遠の命題は、大量生産できるシステムが確立しない限り、手作りの宿命として避けられません。
 私はあえてそれに対抗せずに、作品の二次利用で商機をつかめないかと考えています。
 典型的な例が、私の敬愛する与勇輝氏です。氏の作品は、製作に一ヶ月ぐらい掛かります。作品の販売だけでは、とても無理です。
 氏はその技術力で、各地の展覧会や講演会、教室、絵葉書や写真集の販売等がメインの活動と思われます。
 私の技術力ではとても及びませんが、少しでもその様な活動で生計を立てられたらと切磋琢磨の毎日です。

チーター親子、可愛いです♪
しばらく作品がないなぁと思って、また時間のかかるものを
作ってらっしゃるんだと思ってました(〃^∇^)o
与勇輝さんかぁ…
動物と人間の違いはあっても、私もあの人を尊敬しているのですが、
あんなふうになれるのは夢のまた夢のような気がして…
込める愛情、それよりもまず技術を磨かなければいけないと
テディベアを実際に見て思い知らされました。
独自の製法だなんて言われても、ちゃんと完成させてこその「独自の製法」ですもんね…
今の私なんて全くカッコ悪いかぎりです…( >Д<;)
でも、生活かかってるから、欲しい人にはかかった手間で売る!ヾ(≧∇≦*)/
とりあえずは、一生懸命丁寧に作ってますから…(;^∀^)
「丁寧」っていうのと、「いい仕事」っていうのは違うんですよね。
piyo-bearさんの人形、「いい仕事」されてますよ~?!w(☆o◎)w
私もササッといい仕事ができてササッと安く売れるようになりたい…(;´д`)
ここらへん、真心さんとは意見の食い違いみたいになってごめんなさい…(ノд・。)
でも、まだまだ技術なんて身につきませんから、私もゆっくり丁寧に、ちくちくやっていきます~。

  じゃこぶうさん、 チーターは大好きな動物で、いくらでも作りたい動物です。

フェルトで「いい仕事」とは、どんな仕事か? 未熟な私には、よく分かりません。
ただ大工工事のいい仕事とは、段取りの良い事です。段取りが良いと、仕上がりも良く短時間で出来ます。
 手作り工芸も同じ事が言えますね。
私が作品を手元に置いているのは(特に出来の良いもの)、その作品を見ながら作るからです。その方が、より良くより早くできるからです。
 そうしてスピードアップを図る事によりコストダウンしています。
ぬいぐるみは型紙があれば、コストダウンもし易いかも知れません。フェルトも型紙の様なパターン化したベースがあればもっとコストダウンも可能とは思うのですが。
 リアルな物を作っていると、突然デフォルメした物、カラフルな色の物など作りたくなります。むしろそちらの方が一般受けするみたいですね。
 サラリーマンや職人と違い、作家活動は、その辺りの取捨選択、計画が出来るのが魅力です。
 

すごいですね~~~!!!!!
確かに売れるもの、と作りたいものはちがうように思います。う~~ん^^;

私も作るといいながらベビーシューズまだまだなんにもしていません。値段とか言うとみんなヒキマスし;;;

写真も神経使いますよね。。。羊毛のふんわり感とか優しさを出すのって難しいです。マクロを使ったりしますが・・・

私は楽しんでる~~~って感じなので、シューズの注文がはいったりしたら、ビビルかもですぅぅぅ。。。

 でんでん虫さん、 確かに、値段設定は難しいです。「売れるもの」も必要以上にディスカウントするのも問題だし、売れる値段まで質を落とすのはもっと問題だし。 
こう言うフリープライスの物は、その物の価値プラス作者個人の値打ちにも左右されるんですよね。
 そう言う意味では、私なんか大した事もないし。早く大きな人間になりたいものです。

とっても素敵なチーター親子ですね。

こだわりのある中田さんならお手軽価格の作品をたくさん作っても、作り手として自分自身がお手軽になってしまうということはないと思います。

私はあまりフェルトを知らないので、キーホルダーとかストラップが欲しいかな。ケータイにつけて皆に見せびらかすの。
・・・勝手な意見ですみません。

またお山でご一緒したときにいろいろお話してくださいね。
私の方は仕事でいろいろありまして疲れていますが、笑顔で頑張っていますよ。


かなぶんさん、お久しぶりです。
お手軽商品と言えば語弊がありますが、手間を掛けずにデザイン力で売れる物を作る能力を磨きたいと思っています。
 その為には、ストラップの様な小さな物で完成度の高い作品を作っていきたいと思っています。
 お仕事大変とは思いますが、ボチボチと歩んで下さいね。

物を作っていると誰でもぶつかる事なのですね!!
私も西洋陶芸をやっている中で
売る作品を作るのがいいのか・・・
教室を大きくしていこうか・・・
など悩んだ時期がありました。
一つ一つ丹精込めて作った作品は可愛くなって手放す事ができません・・・><
教室をしていると自分の作品を作る時間があまり取れない・・・><
で、いまは作品を売る事はできず
西洋陶芸を一人でも多くの人に知ってもらおうと
教室をしながらせっせと作っています^^。
なにしろ職人ですから・・・(笑)
何の解決もありませんでしたかしら・・・・><

sanaeさん、こちらの方まで来て頂いて、ありがとうございます。

 どうも職人をしていると、制約が多くてこの手の事をよく考えてしまいます。
現場でも、どうしてあんな設計をするのか?とかあの監督は段取りが悪いとか。
 特に耐震などの安全に対する事は深刻です。

 その点、作家活動は自由です。自分の作りたい物。売れる物との葛藤は常にありますが。
 売れる物を考えるとは、別の言い方をすれば、「マーケティング」と言う事なのですね。販売計画を立てるのもまた自由だと考えれば、売れる物を作るのも重要且楽しい事だと最近思う様になりました。
 でも現実的な事を考えると、教室で教えるのが一番現金収入に繋がり易いとも思います。特にフェルトは、西洋陶芸と同じく認知度が低いので、裾野を広げるためにも、これから展開して行きたい課題です。

みなさんのお話にさっぱり、入れませんです。
|ヽ(~~。) オチコミー

このチーターの親子
まだ産毛のついた子たちが、ママに守られながら、
これから自分たちの生きていく道を教えて貰ってるみたいです。
物語がありますねぇ、真心さんの作品には

deeper-bさん、確かに物語を思い浮かべながらの方が、全体をイメージし易いですね。
 親子シリーズは、他にも予定しています。お楽しみに!

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